ウィキッド

  • 2007.09.17 Monday
  • 02:38
劇団四季のミュージカル「ウィキッド」を観てきた。


 久々の東京で少しお上りさんのような感じで観光をしていたのだが,まぁそれは別の話。

 カレッタ汐留の中の電通四季劇場[海]に入る。今回の席は2階の4列目。緞帳にはオズの国の地図,その上にはドラゴンが劇場全体に睨みを利かせている。

 そもそもこの「ウィキッド」というミュージカル。どういうものかというと,童話「オズの魔法使い」の新解釈である。

 「オズの魔法使い」は,台風で家ごとオズの国に飛ばされた”ドロシー”という女の子が家に帰るために,オズを頼ると交換条件に西の悪い魔女を退治しろと言われ,その通りに悪い魔女を倒したのに,オズにだまされて,置いてけぼりにされる。困ったドロシーは北の良い魔女を頼って何とか元の国に帰れるという話。ドロシーの魔女退治の旅に付き合った犬,猿,雉ならぬカカシブリキライオンを記憶している人も多いはず。

 さて,その「オズの魔法使い」を「ウィキッド」がどう解釈しているか。それは,公式HP等でも少し確認できるし,何より劇場で確認してもらいたい。とりあえず,「オズの魔法使い」を読み直しておくことをお勧めしたい

 ところで,肝心のミュージカルの感想なのだが,さすが2005年のトニー賞受賞作といったところ。曲や舞台装置も面白く,狭い劇場の中とは思えない世界の広がりを感じさせる。またストーリーも原作が童話とは思えないほど政治感や,人間関係,欲望・・・等など考えさせられるテーマが含まれている。特に「オズの魔法使い」の世界観にピッタリ当てはまっているところに原作への愛情や敬意といったものも感じられる。

 唯一残念だったのは,席が2階だったということ。ステージが一望でき,見やすかったのだが,逆に奥行きやステージを目一杯使ったダイナミックさが減ってしまった気もする。次はぜひに一階の正面から見たい作品だった。

 特筆すれば,終演後は日本では珍しいスタンディングオベーションが起こっていた。ちなみに一階は総立ちであった。これだけでもこのミュージカルの完成度が分かると思う。「オズ」を読んで育った大人たちに贈るもう一つの「オズ」の物語。ぜひ見てみてはどうだろうか。

<今日のヒトコト>
 カーテンコールは6回でした。
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