カールじいさんの空飛ぶ家を観た

  • 2009.12.13 Sunday
  • 22:57
 感想としては,とても良い映画でした。終わった後になんか優しい気持ちになりました。
 まず心が動いたのは,冒頭のシーン。宮崎駿監督も行っていたけれど,この5分くらいのシーンでかなり満足。というか,このシーンがなければ普通のよくある映画という印象。このシーンでじいさんの持っている色々な「思い」を共感してからだから,その後のシーンが生きてくる。

 特に予告編でも流れているネクタイで年月を現すシーンや,ポストのペンキで奥さんの人柄を表すシーン,貯金箱を割るシーンや,奥さんが流産して嘆き悲しむシーン,決して良いことだけではなく,悪いことも一緒に過ごしてきたんだという重みも感じさせる本当に良い5分間です。

 そして,冒険の途中でじいさんが思い出でに生きるのではなく,新しい夢?道?に目を向けるシーン。大事にしていた思い出であるはずの家具やイス,家財道具を捨てるシーン。文字通り思い出を振り切るようなシーンでした。

 で,本当に良い映画だったんだけれども,2点気になったこと。まず1つが,ラッセルがバンダナを捨てるところ。シーンとしては,じいさんとの訣別のはずなのだけれども,捨てたバンダナは父親との思い出の品なのだと思う。もっとじいさんにもらったもの(無かったけど)とかそういうものを捨てるべきだったのではとも思う。(じいさんの家蹴飛ばしていくとか・・・)

 あと,途中ですっかり見なくなった奥さんの写真。まさにじいさんの思い出の象徴というべき品なんだけれど,途中からすっかり影を潜めてしまった。もったいない。家具を捨てるシーンで,写真だけは大事に捨てないじいさんとか,ラストシーンで崖の上に立つ家の中に,写真のエリーが微笑んでたりなんてシーンが見たかったなぁとも思う。

 んで,可愛そうなマンツ。想像するにものすごい辛い過去を過ごしてきたはずなのに,ただのキチガイじいさんみたいな描き方で最後を迎えるのがなんか悲しい。悪人で良いのだけれど,悪人にならざるを得なかった過去とか,もどれない悲しさとか,そんなものも少し描いてみてはとも思う。

 なんて,えらそうに色々書いては見たものの,全体的にはとてもよい映画。じいさんとエリーの優しさに包まれるような,そんなほんわかした気持ちになれる映画でした。

<今日のヒトコト>
 ピクサーの公式サイトで予告編の動画を見たら,映画に出てこないシーンが・・・。完全版が見たい。
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